サプライチェーン連携
購入先様・物流パートナー様との協働
環境貢献の取り組みは、当社だけの活動では不十分だと考えています。より大きく環境に貢献するために、当社の事業活動と密接な関係を持つ購入先様・物流パートナー様を巻き込み、自社の枠を超えて取り組みを加速しています。CO2削減、資源循環、化学物質管理、生物多様性保全など様々な分野で、サプライチェーン連携を通じてさらなる環境負荷の低減を図っています。
グリーン調達の取り組み
パナソニック・協栄会会員会社様による会議の様子
当社は環境に配慮した製品づくりを購入先様とともに推進するために、1999年3月に「グリーン調達基準書」(2010年2月にVer.5に改定)を発行・公開し、グリーン調達を実施しています。購入先様には当社の環境への取り組みや考え方をご理解いただくとともに、ISO14001認証取得による環境管理体制の確立・維持向上および購入部品・材料の環境負荷低減をグリーン調達基準に基づき要請しています。
具体的に、化学物質管理については、パナソニックグループ化学物質管理ランク指針に基づいた化学物質不使用保証書の提出と含有量データの当社化学物質管理システム「GP-Web」への入力を求めています。この化学物質管理システムへの入力を促進するため、購入先様を対象とした説明会の開催やe-ラーニングサイトの運営を行っています。また、化学物質管理ランク指針で定めた禁止物質の混入防止の取り組みとして、購入先様と協働で体制監査を実施しています。
CO2排出量の削減においては、パナソニック・協栄会※1加盟の購入先様に、CO2排出量の把握・削減を推進していただいています。約100社の購入先様が2008年度より活動を開始し、2010年度のCO2排出量は、夏場の猛暑やエコポイント特需の影響で前年度より増えましたが、当初と比べて約11%削減しました。今後は、サプライチェーン全体でのCO2排出量の把握に取り組んでいきます。まずCO2排出量の多い購入先様・原材料メーカー様と協働して当社グループ向けCO2排出量の把握を進める予定です。
- ※1 当社グループの生産活動を支える優良中小企業様で構成され、共存共栄の理念のもと、自主責任経営を通じて社会発展に貢献する集団
- ※2 燃料関係は環境省「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(Ver2.2)」の係数に基づく。日本の各年度購入電力の係数(kgCO2/kWh)は、0.410を固定して使用
ECO・VC活動
優秀事例の共有
2009年度より、購入先様と「ECO・VC※活動」を行っています。これは当社の調達部材で、省エネルギー、省資源、リサイクル材の使用などの環境配慮を行いながら、同時にコスト合理化もめざす取り組みです。2010年度は、従来のCO2削減に加え、循環型モノづくりにも焦点を当て取り組みを拡大し、商品や工場の省エネルギー、商品の小型・軽量化や部品点数削減など世界中の購入先様から668件のアイディアをいただきました。これらの優れた取り組み事例を購入先の皆様と共有し横展開を図るため、国内外の購入先様が出席する「パナソニック エクセレントパートナーズミーティング」で紹介しています。
今後も、調達から販売物流における範囲で、ECO・VC活動を通してより多くの購入先様に、CO2削減、コスト削減、循環型モノづくり(投入資源の最小化、リサイクル、脱石油材料への代替など)を実践していただきます。
- ※ VC:Value Creation
提案による環境側面の成果
| 項目 | 2009年度 | 2010年度 |
|---|---|---|
| 提案件数 | 512件 | 668件 |
| 提案によるCO2削減量 | 2万9,000トン | 16万3,000トン |
| 提案再生資源活用量 | − | 1万1,612トン |
| 提案による投入資源削減量 | − | 1万2,311トン |

