環境配慮工場の取り組み
環境配慮工場(グリーンファクトリー)の取り組み
当社は、モノづくりにおける環境取り組みの究極の姿として、グローバル全工場で環境負荷を限りなくゼロにすることをめざし、日々のグリーンファクトリー(GF)活動に取り組んでいます。具体的には、全社の中期計画や事業計画の中で、CO2排出量、廃棄物・有価物発生量、水使用量、化学物質排出・移動量を中心とした、生産活動におけるあらゆる環境負荷の削減計画を策定し、その実践、進捗管理を行っています。
こうした活動をさらに加速させるための社内制度として、2005年度から「GF認定制度」を運用し、各工場の環境取り組みを評価し、基準をクリアした工場をGFとして認定してきました。GF認定制度は、2010年度に「認定率90%以上」を目標として掲げていましたが、2008年度、2009年度ともに前倒しで目標を達成したことを受け、2010年度からは新たに「GFアセスメント制度」をスタートさせ、全工場のさらなる取り組み水準向上をめざしています。
GFアセスメント制度では、5側面からなる環境活動15項目について、各工場がそれぞれレベル1から5の5段階で自己評価し、目標への進捗状況を見える化して、課題および改善策の自主的な検討・推進に役立てます。本制度では従来の「総量削減」「削減取組」の評価軸に加えて、「体質強化」、「リスク削減」、「人づくり」の評価軸を新たに追加し、より広範な視点でGFづくりを進めていきます。
2010年度の評価結果は、グループ全体の平均でレベル3.8でした。2012年度には、グループ全体で平均レベル4以上をめざします。これら取り組みのPDCAを通じて、環境負荷を低減するとともに経営体質を強化していきます。
環境配慮工場の先進事例
加西グリーンエナジーパーク(GEP)
2010年10月、環境対応車用のリチウムイオン電池の最新工場として、兵庫県加西市に「加西グリーンエナジーパーク(GEP)」をグランドオープンしました。加西GEPは、パナソニックグループの最先端の環境技術・システムが導入された環境配慮工場で、当社がめざす姿を具現化した工場の一つです。業界トップクラスの変換効率をほこるHIT®太陽電池による1MWの太陽光発電システム、リチウムイオン電池として世界最大級※となる1.5MWhの蓄電システム、各種省エネ機器とそれらを制御するエネルギーマネジメントシステム、そしてこれら「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」機器を最適に統合しコントロールする「スマートエナジーシステム」などが導入されています。加西GEPで効率的なエネルギー活用の実証実験を行うことで、今後の商品やシステムの開発に役立てるとともに、お客様に実際に見学いただく場としても活用しています。
- ※ 民生用リチウムイオン電池を組み合わせた蓄電用電池システムにおいて。2010年10月時点(当社調べ)
加西グリーンエナジーパーク。手前は、太陽電池とリチウムイオン電池を備えたソーラーチャージングステーション「ソラリブ」
パナソニック液晶ディスプレイ(株)姫路工場
2010年4月に薄型テレビに用いる「IPS液晶パネル」の量産を開始した「パナソニック液晶ディスプレイ(株)姫路工場」も当社の代表的な環境配慮工場です。姫路工場は、生産効率と環境対応力が高く、環境貢献と事業成長の一体化を具現化した「最新鋭の循環型eco工場」をめざしています。具体的には、液晶パネル32型で18面取りを可能にする最新鋭の生産設備を導入するとともに、「露光工程」の処理回数削減などの基幹プロセスを合理化することで、生産効率を飛躍的に高め、既存工場の約1.6倍の投資生産性を実現しています。また、生産活動におけるCO2排出量と水使用量を既存工場比でそれぞれ33%、35%削減しています。さらに水循環率100%をめざす取り組みも進めています。
加えて、上記2工場ともに建築物の環境性能を総合的に評価・格付けする手法であるCASBEE(建築物総合環境性能評価システム)で最高水準のSランク評価を取得しています。

