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工場の化学物質管理

最終更新日:2011年6月24日

概要

環境影響の最小化の取り組み

現在、世界ではEUのREACH規則に代表されるように、2002年に開催された持続可能な開発に関する世界サミット(WSSD)で合意した「2020年までにすべての化学物質をヒトの健康や環境への影響を最小化する方法で生産・利用する」という目標に向けて取り組みが進んでいます。当社は、その背景である1992年のリオ宣言で提唱された「予防的アプローチ」を支持するとともに、ヒトと環境への影響が懸念される化学物質の使用を、製品のライフサイクル全体で最小化するという基本方針に基づき、製品づくりを行っています。具体的な取り組みとして、お客様にお届けする製品については、(1)含有される有害性物質の把握に努め、(2)環境影響を評価し、(3)化学物質による環境リスクが懸念される場合には自主的に使用・排出を削減、廃止することによって、当社の製品に起源する環境への影響を最小化することをめざします。

  • 化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則
【図】環境影響最小化の取り組みプロセス

化学物質管理ランク指針

当社は、1999年に245物質群についてのハザード評価結果に基づき禁止・削減・適正管理のランク付けを行った「化学物質管理ランク指針」を発行し、当社グループ内ばかりでなく主要購入先様にも対応を求めてきました。

WSSDの2020年目標達成への貢献をめざして、2009年度からは着目する有害性を、主要な法規制と発がん性から広くヒトの健康および環境に影響する有害性に拡大し、使用する部品や原材料の含有化学物質情報の把握に努めるとともに、禁止物質については、一部の使用が不可避な用途を除いて、使用や含有の規制がなされるように厳格な管理をしています。今後、製品における管理物質については用途や使用量に基づく環境影響評価を、工場における削減物質はヒトや環境への影響に考慮しながら排出・移動量の削減を推進します。

化学物質管理ランク指針(製品/工場)の体系

製品版 工場版
ランク 定義 ランク 定義
禁止 レベル1
  • 法規制で製品含有が禁止されている物質
  • 法規制で1年以内に製品含有が禁止される予定の物質
  • 当社として製品含有を禁止している物質
禁止 万一使用している場合には、即時に使用中止しなければならない下記に該当する物質
  • ヒトに対して発ガン性がある
  • オゾン層破壊物質(HCFCを除く)
  • 当社として使用を禁止している物質
  • 化審法第一種特定化学物質
  • 安衛法 製造禁止物質
  • 国際条約において製造、使用などが禁止されている物質
レベル2
  • 国際条約・法規制により期限を定めて製品含有が禁止される物質
  • 当社の自主取り組みで使用を一部禁止する物質
管理
  • 使用実態を把握し、健康、安全衛生、適正処理等を考慮すべき物質
  • 使用の有無および使用量を把握すべき物質
削除
  • 使用量、排出・移動量を把握し排出・移動量を削減すべき物質
  • 禁止ランク以外でヒト・環境に対して有害性があるとされる物質
【図】当社環境負荷物質削減のあゆみ
  • 安全性など品質が保てない用途・法規制などで材料が指定されている用途を除く

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