グリーンロジスティクス
輸送におけるCO2排出量の削減
当社は、グリーンロジスティクスにおける目標を2018年にCO2排出量原単位 46%削減(2005年度比)とし、中期目標として2012年度まで、5つの重点取り組みにより、毎年、対前年比でCO2排出量原単位※11%以上削減をめざしています(いずれも国際間および日本国内の物流を対象)。2010年度のCO2排出量は、グローバルで87万トン、そのうち国際間の輸送が50%、日本国内の輸送は20%でした。国際間輸送および日本国内輸送についてのCO2排出量原単位は、モーダルシフトなどにより2009年度に対して2%削減しました。
2011年度は、物流パートナー企業との連携による環境負荷低減とコスト合理化を両立させる取り組み「ECO・VC※2活動」を日本のみならず海外でも拡大していきます。
- ※1 CO2排出量÷物流重量
- ※2 VC:Value Creation
注:日本以外の地域内、国際間は三洋電機含まず
モーダルシフトの取り組み
当社では、トラック輸送と比較してCO2排出量を1/7※に抑制できる鉄道輸送への転換(モーダルシフト)に積極的に取り組んできました。2010年度の日本国内鉄道貨物輸送の利用実績は5トンコンテナ換算で2万1,221本となり、CO2排出量の削減量は1万3,756トンで昨年度より56%増加しました。これは、当社保有のコンテナ4基を活用した異業種との共同輸送に加え、物流パートナーとの連携で定期的な往復運行を増加することで、大型コンテナの活用を拡大したことによるものです。そして2009年度の鉄道輸送量が25,845千トンキロに達したことにより、パナソニック(株)が2010年7月にエコレールマーク企業認定を受けました。また、日本以外の地域でも鉄道輸送の利用を推進しています。アジアや中国で生産された製品はまず船でヨーロッパまで輸送し、そこからトラックで内陸へ戻るルートで中央アジアの国々まで輸送していました。長いリードタイムが課題でしたが、通関や輸送などの諸環境が改善されたことを受け、生産地から市場を最短で結ぶ中国横断鉄道を利用した輸送ルートの活用を開始しました。マレーシアから届く液晶テレビでは、1コンテナ当たりのCO2排出量を85%削減、リードタイムも半減しました。
- ※ トンキロ当たりのCO2排出係数の比較
- ※2008〜2009年度は三洋電機含まず
大型天然ガストラックの導入(日本)
当社保有の大型CNG車
物流パートナーとの連携により、都市間および物流拠点間の輸送に大型CNG※1車を導入し、環境負荷低減とともに異業種共同輸送による空回送のロスを削減しました。そして大型CNG車の開発から導入までのプロセスが平成22年度グリーン物流優良事業者表彰「経済産業省商務流通審議官表彰」を受賞しました。さらに、2011年3月、大型CNG車を4台新たに導入し、工場から物流拠点への輸送や、物流拠点から家電量販店への輸送に活用しています。
これらのCNG車は国内で市販されていない国内最大級のCNG車で、世界一厳しいと言われている「ポスト新長期排ガス規制」に唯一適合※2した次世代低公害車です。
- ※1 CNG:Compressed Natural Gas(圧縮天然ガス)
- ※2 2011年3月現在
- ※2006年度より廃車予定車については対象外とする。
- ※2008年度以降アウトソーシング化にともない減少。減少分は継続してパートナー会社にて活用中
注:三洋電機含まず
エコカーの導入推進(日本)
パナソニックは、2002年度から日本国内の自社所有車両へのエコカーの導入を開始し、エコカーの基準を政府公用車と同等以上にするなど、CO2削減に取り組んでいます。
※トラック以外。2011年3月末時点
注:三洋電機含まず
当社のエコカーの定義
| レベル1 |
|---|
| ●電気自動車 ●天然ガス自動車 ●メタノール自動車 ●ハイブリッド自動車 ●燃料電池自動車 ●2005年基準排出ガス低減レベル75%以上かつ2010年燃費基準5%以上達成車 |
| レベル2 |
| ●2005年基準排出ガス低減レベル75%以上かつ2010年燃費基準達成車 ●2005年基準排出ガス低減レベル50%以上かつ2010年燃費基準5%以上達成車 |
アジアグリーンロジスティクスセミナーの開催
アジアグリーンロジスティクスセミナー(2010年11月24日開催)
海外でのグリーンロジスティクスを加速するための支援ツールとして「グリーンロジスティクスマニュアル」を作成し、CO2排出量の「見える化」や啓発活動も含めた積極的なグリーンロジスティクス活動を推進しています。2010年11月にシンガポールで海外初のグリーンロジスティクスセミナーを開催しました。今後も海外各地域にてセミナーを開催して取り組みを加速します。
バイオディーゼル燃料(日本)
使用済みてんぷら油をバイオディーゼル燃料に転換し、生産・調達・販売で使用する車両へ活用しています。これまではパナソニックロジスティクスや当社の物流パートナーの車両で活用してきましたが、2009年度からは東海・首都圏地域で100%バイオディーゼル燃料を使用し、貨物を輸送している他企業との共同輸送を開始しました。バイオ燃料によるCO2排出量削減に加え、帰り便の利用によるコスト削減も図っています。
※三洋電機含まず

