(I)農村調査・民家研究の仕事

今和次郎は1916年、民俗学者の柳田國男らによって組織された「白(はく)茅会(ぼうかい)」に参加、翌年2月に 同会がおこなった農村住宅の調査に参加しました。以後、民家調査は今和次郎にとってライフワーク となり、その調査先は全国各地から満州、朝鮮半島にまで及びました。民家調査の主な記録は、生前、今和次郎本人によって整理された6冊のスクラップブック「見聞野帖」にまとめられています。
また1922年に出版された著書『日本の民家』は、民家研究の名著として現在もなお読み継がれています。

このセクションでは民家や農村に関する調査スケッチや写真資料を展示する他、1935年に今和次郎が標準設計を行った恩賜郷倉に関する資料類も併せて展示します。

コロマン・モーザー/《アームチェア/.1903/豊田市 美術館蔵 撮影:林達雄「雪に埋れる山の村の家 (新潟県中頸城郡関川)」 1917年