ページの先頭です。
ここから本文です。
※過去に掲載された記事になります。内容は公開時のものであり、最新の情報とは異なる場合がございます。
アルカリイオン水の効能や効果が取り上げられ、 一躍、脚光を浴びつつありました。 そのムーブメントに注目した九州松下電器(当時)の社長の鶴の一声で、 アルカリイオン整水器のプロジェクトチームが発足し、 開発を再開することになったのです。 ところが……」 「ところが……、何なんです?」 「開発プロジェクトは'92年の8月にスタートしたのですが、 “4カ月後の12月に、製品を発売せよ”との指示が出たんです。 通常、新製品を開発するのには、 少なくとも半年〜1年の期間は必要としますから、 これはもう前代未聞です。 開発や製造に必要な多額の費用もすぐに承認され、 社長も我々も、社運を懸けてやってやるぞ、 そんな雰囲気でいっぱいでした。 スタッフ達は土日返上で、 それこそ睡眠時間も削って開発に力を注ぎましたよ」 いや、それにしてもだ。 いくら工場内に優秀なスタッフ達が揃っているとはいえ、
新製品を4カ月で仕上げるのはかなり厳しいハズ。 予定通りに発売することが出来たのだろうか? 「いやぁそれが……、 厚生省の薬事承認を取得するのに こちらの読み以上に時間がかかりまして……。 でも、翌年の3月には、 無事にアルカリイオン整水器を発売することができました。 ……とは言え、それでもわずか7カ月ですよ」 そうして発売された1号機はバッチ式ではなく、
'94年に発売したモデルからは、 電気分解システム部も我々のチームで開発するようになりました。 白水君や小早川君からも話を聞いたと思いますが、 それまで我々が培ってきた浄水機器の技術に加えて、 この時、電気分解システム部の開発にかなりの労力を注いだことで、 今日、アルカリイオン整水器のリーディングカンパニー と言われるまでになったと、私は確信しています」 そう力強く語る大津工場長の表情からは、 自分たちがこれまでに成し遂げたプロジェクトへの 達成感と自信がはっきりと伺える。 僕は彼の話にグイグイ引き込まれていった。 「アルカリイオン整水器を開発するにあたって、 我々のチームが常に心掛けているのは、 お客様の意見を積極的に取り入れ、製品にフィードバックすることです。 私もアルカリイオン整水器を使用しているお客様宅に訪問させていただき、 意見をお伺いしたことがあります。 実際、そのようなやり取りで誕生した機能も少なくないんですよ。 '96年発売のPJ-A70に設置された
アルカリイオン整水器の過去と未来。 大津工場長のお話からは、 開発チームが熱い想いで築き上げてきた確固たる実績と、 今後展開される無限の可能性をも伺い知ることができた。 興味深い開発ヒストリーを 一通り聞かせていただいた後には、 城島工場内を見学。 実際に製品の組み立て工程を拝見させてもらった。 案内してくれたのは、 長年、大津工場長とともに アルカリイオン整水器の開発に携わってきた佐藤さん。 「入る前にこれを着用して下さいね」 佐藤さんの指示通りに、 専用のキャップとスリッパを身に付け、 アルカリイオン整水器の工場に入る僕アン。 中ではスタッフ達が真剣な表情で、 アルカリイオン整水器の組み立て作業に勤しんでいた。 電気分解システム部や浄水カートリッジ、 水通路や各種センサー等を取り付けて、
本体カバー部を接合する。 作業をしている彼等の手元をよく見れば、 何やら太い集塵パイプのようなものが備えられている。 「それはアルカリイオン整水器の組み立て時に出る、 小さな屑や破片を吸引するパイプです。 屑や破片が室内に飛散すると、 それが製品や測定機器に入り込んで、 思わぬトラブルを招く可能性がありますからね。 安全管理は徹底していますよ」と佐藤さん。 組み立て終了後、 電気分解システム部が正常に機能するか、 本体内に水漏れはないかなどの確認を、 入念にチェックすれば製品は完成だ。 一連の工程を見て僕が驚いたのは、 最終的な組み立て作業を人間の手で、 丁寧に行っているということ。 こういった工程は当然、 機械によるオートメーションだろうと思っていたのだ。 そんなすっかり感心しきりの僕を見て、 佐藤さんはこう話してくれた。 「アルカリイオン整水器で生成されるアルカリイオン水は、 お客様の口に入るモノです。 そうした製品を完全に機械任せにはできないですね。 何かあったときにしっかりと対応できるのは、 やはり我々人間ですからね」 工場に漂う雰囲気、 作業するスタッフ達の仕事ぶりからも、 製品の安全性に対する真摯な姿勢というものがヒシヒシと伝わってきた。 ちなみにこの城島工場は有害な工場排水などを一切流さない、 環境保全を考えたエコシステムを導入している。
人に優しい製品を作る工場は、自然にも優しいというワケだ。
緑豊かな大地を悠々と流れる筑後川。 その水面を夕日がほんのりオレンジ色に照らす。 そんな美しい自然環境と共存しながら、 心優しきスタッフ達は、 日々、カラダに優しい水を開発し続けている。 もちろん今回登場していただいたスタッフだけではない、 組み立て、設計、デザイン、販売……etc。 とびっきりのアルカリイオン整水器を完成させるために、
時折、大津工場長がこんなこと言ってたっけな、 琢磨さんや白水さんがあんな実験を見せてくれたよな、 なんてひとりニンマリしながら、 アルカリイオン整水器を操作している。 どれどれ、今夜は取材のコトを 思い出しながら焼酎でも飲もうかな。 城島工場の熱き&心優しいスタッフ達に乾杯!
pHやアルカリイオン整水器について、 もっと詳しく知りたい方は “アルカリイオン整水器協議会”のサイトへ
最後の最後に今回のコンテンツで、すっかりお馴染みとなった、 アルカリイオン水による実験を、僕アンが披露しようと思う。 (……といっても、内容は完全に城島工場の受け売りだけど) 「それでは皆さん、行きますよ。 アルカリイオン水は温めたり凍らせることで、 pH値が変化するのでしょうか? まず温めたアルカリイオン水にpH値測定の検査薬を垂らしてみます。 すると濃い青色に変化しました。 これだとpH値は9.0という感じでしょうか。 次に常温のアルカリイオン水に検査薬をポタポタ。 さらに凍らせたアルカリイオン水の方にもポタポタ……。 さてさて…… それでは結果を発表します!