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にぎりこぷしのエコの細道 松下の省エネ技術 第四回目 竹繊維スピーカ だれだのページ 高音質、しかもエコ。そんな竹繊維スピーカをつくったひとたちは、なにを聴き、なにを考えているのだろう?

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だれだ!? 竹繊維をスピーカに使ったのは!

竹繊維スピーカは、牛肉でお馴染みの三重県松阪市にある、パナソニック エレクトロニックデバイス スピーカビジネスユニットで開発されている。焼き肉の誘惑にこみ上げるよだれを抑えつつ(どうせ高くて食べられないし……)、開発に携わるおふたりに話を伺った。

竹をたずねて三千里 〜三村和義

三村和義(みむら かずよし)さん の写真   三村和義(みむら かずよし)さん
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社
スピーカビジネスユニット
技術グループ 要素技術開発チーム 主任技師

三村さんは、学生時代、そして卒業後勤めたふたつの会社で、ずっとさまざまな素材の研究(話をきいても、難しすぎてわからなかった……)をしてきたとのこと。その知識を、多くのひとが手にする身近で実用的な商品の開発に活かしたいと、パナソニック エレクトロニックデバイスに入社。ノウハウを活かして、スピーカの振動板に使う材料、とりわけの研究を進めてきたそうだ。

竹繊維の羽毛化というのが、このスピーカ開発の肝のようですが、その技術の開発はやはり相当苦労したんですか?

「従来の木材パルプで使われる方法なども含めて、いろいろやりました。いま思えば、ずいぶんピント外れなこともやりましたねえ。そのなかで、いま採用している方法は、竹繊維の性質と予想以上にうまくマッチングしました」

竹を求めて世界をまわる三村氏 イメージイラスト

竹は、熱帯、温帯に幅広く分布している植物で、一説によれば、世界にはおよそ1200種類もの竹があるという。

いい竹を求めて、世界中を探しまわったりしたんですか?

「1年ぐらい、あちこち行きました。結局、性能がよくても安定供給できなければ製品にはならないので、竹パルプの工場やそこが管理している竹林を見てまわりましたね」

なかには変わった竹なんかもあったんでしょうね?

「インドネシアにはジャイアントバンブーという、太さが30センチぐらいある竹があって、なんとかこれを供給してもらいたいと思ったのですが、政府が禁止しているとかなんとか言われてダメでしたね」

「これほしい!」 ジャイアントバンブーにしがみつく三村氏 イラスト

日本でも、放置された竹林の有効利用を模索する動きが、各地で出てきているとのこと。将来的には、原料まで純国産の竹繊維スピーカが実現されるかも。

スピーカ界のエース!〜小池俊之

小池俊之(こいけ としゆき)さん の写真   小池俊之(こいけ としゆき)さん
パナソニック エレクトロニックデバイス株式会社
スピーカビジネスユニット
技術グループ AV設計チーム 主任技師

どことなく、あの野球選手に似ている小池さん。

投げるは音速の振動板 イラスト

なにかスポーツはやってたんですか?

「小学校から大学まで野球を……」

おお、やっぱり! スピーカ界のエース! 大学時代から音響に関する研究をしていたという。

ふだんはどんな音楽を聴くんですか?

「ええと、サザンオールスターズとか……ウルフルズ……」

いい! いいじゃないっ! 音響のプロがクラシックやジャズを聴かなきゃいけないって誰が決めたの!

小池さんの主なお仕事は、組み込まれる製品に合わせたスピーカの設計。製品に合わせて、振動板の特性も細かく調整しなければならないらしい。

パナソニックのスピーカは松下以外にもOEMで、あちこちの会社の製品にも組み込まれているそうですね。(OEM = Original Equipment Manufacturing。他社ブランドとして販売される製品を製造すること。)

「それぞれのメーカーによって、音の好み、音に対する要求がちがいますので、それに合わせて音づくりをしていかないといけません。もっと低音を強くしてくれとか、高音を抑えてくれとか、そういう要望に合わせて、調整していくという感じですね」

それはどういうふうに調整するんですか?

「素材の配合もありますし、形状ですとか、重さですとか」

真剣なまなざしで振動板をはじく小池氏

なんと小池さん、振動板を指ではじくだけで、どんな特性の振動板なのか、つまりどんな音が出るのかがわかってしまうらしい。

「ドンシャリ」という用語も存在する

この竹繊維スピーカは、すでに液晶テレビ「ビエラ」に搭載されているそうですが、「ビエラ」ならではの苦労というのはありますか?

「最近のテレビのトレンドに、画面のまわりをすっきりさせるというのがありまして、限られたスペースの中で明瞭度の高い音を実現しないといけない、というのが難しい点です」

パナソニック エレクトロニックデバイスでは、今後、従来のスピーカも竹繊維スピーカに切り換えていく方針だそうだ。音がよくて、地球環境にも配慮したものだから、当たり前だよね。

うちの安物のラジカセも、竹繊維スピーカに変えたら、少しはマシになるのかな? ちなみに、おふたりも、自宅で使っているのはごく普通のコンポだそうだ。家の中で、車の中で、街の中で、しびれるようなクリアな音が聴こえてきたら、それは竹繊維スピーカによるエコが一歩進んだサインかもしれない。

集合写真

取材にご協力くださったみなさん、ありがとうございました。
(左から順に、外川さん、佐藤さん、三村さん、小池さん、大野さん)



〆の一句
竹の音 姫もうっとり エコの音
お粗末様でした。次回もお楽しみに(トップページへ戻る)
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デジタルハイビジョン プラズマテレビ「VIERA(ビエラ)」に搭載!(2007年4月10日発表)
商品情報は「viera.jp」で。
http://viera.jp/

松下グループの環境活動については、こちら。
http://panasonic.co.jp/eco/

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